本製品は1984年のルマン24時間に出場した「ポルシェ 956B "クレーマーレーシング"」を再現したモデルになります。
的確なプロポーションの再現に加え、細部ディテールにも「アイドロン」で培ったモデル開発のノウハウを駆使してモデル化致しました。
ロードラッグ・バージョンとなるロングテール仕様のスリークなボディフォルムを忠実に再現しました。フロントフェンダーからサイドインテークまでの抑揚ある形状は必見です。
またその他の各種マーキングはデカールで再現しております。
冷却ディスクを備える足廻りひとつを取っても、内蔵するフィンの枚数など可能な限りディテールを忠実に再現するため、多数の部品によって構成しております。
またフロントとは異なり、空冷ディスクを取った状態のリアホイールも再現しております。
※はめ込みアクリルベース、クリアケース付属
1984年のルマンではFISAとの燃料タンクのサイズをめぐる意見の相違に起因する紛争によりワークス・ポルシェが出場をボイコット。
ルマンに参加するポルシェ勢はワークスを除くプライベーター勢のみとなりました。
ポルシェの有力プライベーターとして知られ、ケルン郊外に本拠を構えるクレーマー・レーシングは、グループCが始まる以前から有力チームとして一目置かれ、前年のルマンでも3位を獲得しておりその実力は証明済みでした。
アルミンとエルビンのクレーマー兄弟によって発足したクレーマー・レーシングは、1984年のルマンではケンウッド・カラーに彩られた11号車と、ダラス・カラーに彩られた17号車の計2台をエントリー。
ケンウッド・カラーの11号車には当時のF1ドライバーであるアラン・ジョーンズとジャンピエール・ジャリエ、そしてバーン・シュパンの三名がコンビを組み、6位入賞を果たしました。