本モデルは、1971年4月に開催されたルマンのテストに出場した1971年型917LHを忠実に再現したモデルになります。
ルマン専用マシンとして制作された917LHは70年のルマンで優れた最高速度を記録していましたが、安定性という点では不完全なまま出走していました
71年には不安定なハンドリング特性を見直すために大規模な改修が行われました。917Kのような安定したハンドリングを目標に進められました。
リアのホイールサイズの変更、それに伴いわずかにフェンダーを拡幅しました。その結果わずかに空気抵抗が増すことになりましたが、リアフェンダーにスパッツを装着するなどの変更でハンドリング特性を変更していきました。
ルマンテストでは917LHが過去最高速度380km/hを記録し、ラップタイムも過去最高の3分13秒6を記録しました。
これは平均時速250km/hを突破する記録です。ハンドリング特性も非常に安定してコントローラブルな車両に仕上がっていました。
モデルは1971年のルマンテストに参加した917LHの美しく流麗なボディフォルムを再現致しました。70年型とは異なるフロント形状、リアスパッツなど忠実に再現しております。ゼッケンと少しのスポンサーロゴを再現し美しく仕上げました。
クリーンなキャビンからは精密感溢れる作り込みを施したコクピットを堪能して頂けます。また917系ならではのリアの水平対抗12気筒エンジン用クーリングファンも、917K同様に見所のひとつです。
VM141B : ポルシェ 917LH ルマンテスト 1971 No.21
※はめ込みアクリルベース、クリアケース付属