本モデルは、1971年に開催されたルマンで2位に輝いたガルフ・レーシングの「Porsche 917K」の19号車の再生産になります。
ガルフ・レーシングチームは1971年のルマンに917LHを2台、917Kを1台エントリーさせました。
優勝候補は前年より大幅なアップデートを行った917LHでしたが、トラブルが続き後退してしまいました。
このNo.19の917Kは新開発のマグネシウム製フレーム、ルマンなどの長時間のレースでは仕様を控えられていたドリルドホールを開けられたブレーキディスクなどスペシャルな仕様でした。
トランスミッションのトラブルで一時順位を5位まで下げましたが、マトラなどを抜き2位まで浮上。優勝した917K Martini Racing Teamの22号車に続く2位でフィニッシュしました。
VISIONシリーズでは様々な917Kを発売してまいりました。
しかし、同じディティールを持つモデルは多く有りません。
1971年から使用され始めた垂直フィン付きのリアカウルは1970仕様から新たに作り直しました。ダウンフォースを稼ぐ為に上面の形状も変更されています。
No.19だけに設けられたNASAダクトや、フェンダー上面のルーバーの数も徹底した考証を行い再現しております。
また特徴的なカラーリングの5スポークのマグネシウムホイールや、ドリルホールが開けられたブレーキディスクなども立体的に再現してあります。
リアには複雑なフレームが組まれ、空冷のトランスミッションを囲んでいます。
冷却用のFRPダクトは実車同様に半透明の樹脂で作られ、飴色に仕上げられています。
[再生産]
VM016A : ポルシェ 917K “ガルフレーシング・ジョン ワイヤ オートモーティブ” ルマン 24H 1971 2位 No.19
※はめ込みアクリルベース、クリアーカバー、外箱付属