1992年に行われた「ルマン24時間レース」に出場した「トヨタ TS010」を再現したモデルになります。
モデルはTRDに保管されているTS010を3Dスキャンし正確な形状やディテールを再現しています。
丸みがあるライトやルーフ周りの形状は、3Dスキャンを用いたモデリングと相性が良く、リアルな形状を再現できます。
ボディのカラーリングは極細の筋彫りを入れているので正確に塗り分けができるように設計しています。
リアウィングは「EIDOLON Formula」と同じくエッチングパーツをハンダ付けして組み立てしています。翼端板は厚みがある特殊の形状なのでレジンパーツで作成し貼り付けて再現しています。
BBSホイールは精密なホワイトメタルスポークとリアルなアルミ製挽物リムを組み合わせ、タイヤにはグッドイヤーロゴを印刷しました。 ウィンドウはバキュームパーツを使用しており、正確な形状と薄さを両立しています。
※アクリルベース、クリアケース付属
※2021年10月発売予定
※Released in October 2021
トヨタ TS010はTRD主導の元トニー・サウスゲートをコンサルタントに迎え開発が行われたプロトタイプマシンです。
スポーツカー世界選手権(SWC)やルマン優勝をターゲットにGr.Cのカテゴリー1に合わせて設計が行われました。
ボディは同時期のXJR14やプジョー905に対してはややコンサバティブなデザインと当時は言われていました。
エンジンは当時のF1と同じ3.5L V10エンジンが開発されました。ミッドシップに搭載されグランドエフェクトの効果を高めるために斜めにされています。
1992年のルマン24時間レースは3台のTS010がエントリーしました。日本電装のスポンサーカラーを纏った7号車にはジェフ・リース、デイヴィッド・ブラバム、片山右京が乗り込みました。残念ながらエンジントラブルでリタイヤとなってしまいましたが、僚機の33号車が2位を獲得しました。