近代化を果たしつつクラシックの味わいも残した最後の911「ポルシェ 911 (964) カレラ2 タルガ」を忠実に再現したモデルです。
ポルシェ911のボディ形態としては1965年9月発表とクーペボディに続く長い歴史を持つタルガ。964はデビュー時からクーペ、タルガ、そしてフルオープンのカブリオレをラインナップしていました。
これまで数多くの964のバリエーション・モデルをヴィジョン・ブランドからリリースしてきましたが、タルガは初登場となります。
モチーフとしたのはカレラ2(自然吸気の2WD車)後期型で、スリークなボディとラグジュアリーなタルガの組み合わせが瀟洒な雰囲気を醸し出しています。タルガトップは着脱式として、ディテールや質感に拘ったインテリアが鑑賞しやすいのも魅力です。
※アクリルベース、クリアケース付属
ポルシェ911のデビューは1964年。その後ホイールベースの延長や排気量拡大を行いつつ、1974年には北米の安全基準を満たす5マイルバンパーを備えた2代目の930系へバトンを受け渡しています。
1989年に登場した3代目の964は実に車体の8割を刷新しながら、初代や2代目が構築した911の世界観を継承しつつ、トーションバーと決別してコイルスプリングを備えたサスペンションや4WDモデルの追加、さらに空力性能の改善などで一気に近代化を果たしたことでも知られています。
タルガは、横転時の乗員の安全確保のために堅牢なBピラーを残したオープンモデルで、その名称はレースのタルガ・フローリオに由来しています。