これまで3リッターエンジンのNA1、そして3.2リッターエンジンのNA2前期/後期の各タイプをモデル化してきましたが、多くの初代NSXファン待望の希少車、NSX-R GTをリリースいたします。
モデル原型はNSX-Rの実車スキャンデータをもとにGTのディテールを加える実車さながらの手法で設計しています。
大型化されたフロントスポイラーやリアウィング、延長されたリアバンパー、ボディ両脇で大きく口を開けたエアインテーク、そしてリアガラスハッチに装着されたちょんまげのようなシュノーケルダクト、大きく掘り込まれたフロントフードのエアダクトなど、その特徴を徹底再現しています。
造形の正確さだけなくディテール表現に関しても最善を尽くしています。
例えばヘッドライトなどはプロジェクターレンズ、アウタークリアカバー、ボディ同色のハウジング、メッキの加飾パネルとウィンカーレンズを別パ―ツ化して、高い解像度と清潔感のある仕上がりを実現しています。
今回は唯一の市販車がまとったチャンピオンシップホワイトの他に、NSXの純正ボディ色、フォーミュラレッド、イモラオレンジパール、ベルリナブラック、ロングビーチブルーパールも準備し、“もしこんな実車があったのならば”という贅沢なwhat’s ifをお楽しみいただければ幸いです。
※アクリルベース、クリアケース付属
※2022年2月発売予定
※Released in Febrary 2022
1990年から2005年まで生産された初代NSX。その中にあって市販車両がたった1台というレアモデルが存在します。それがNSX-R GTです。
NSX-R GTはその名称から推測できるように、スーパーGTのホモロゲモデルで、生産台数は5台、一般のオーナーの手に渡ったのはたった1台という超希少車となります。販売価格は5000万円と超ド級でしたが、メカニズムやインテリアなどはNSX-Rと共通で、スーパーGTで威力を発揮するカーボン製の実効空力パーツが最大の相違点となります。
生産されたという既成事実と、それによってレース車両のエアロディバイスの改良が認められるという目的のために生み出された潔さが、今なおクルマ好きを惹きつけてやみません。