今回はターボモデルのアイデンティティでもある、グラマラスなリアフェンダーと大型のリアウィングで魅せる997前期型ターボのカラーバリエーションをリリースいたします。
モデル自体は弊社の最新開発フォーマットに基づき、実車の3Dスキャンデータを元にした、デフォルメの無いプレーンなプロポーションを実現しています。
またディテールの“切れ味”も弊社がこだわるポイントですが、1本のスポークの中に2条のスリットが貫通した星型のホイールは、真鍮切削原型を元にホワイトメタル鋳造部品に置き換え、さらにクロームメッキを施した高品質な部品を使用しています。
その他バンパーダクト内のシャープな桟はエッチングを組み合わせての再現、その桟越しに覗くクーリングユニットにもエッチング部品を奢り、リアルな“奥行き感”を追求しています。
灯火類はメッキを施したホワイトメタル製リフレクター&ハウジングとクリアレンズとの組み合わせで解像度を高めています。
ウィンドウ類は塗装したボディの曲率に合わせて曲げ加工を施したエッチング製の窓枠で、透明フィルムを抑え込む方式でボディに固定しており、経年変化によるウィンドウ類の浮きや剥がれのリスクを低減させています。
水冷911のコレクションの第一歩として、是非お手元に置いていただきたい1台に仕上がっております。
※アクリルベース、クリアケース付属
2004年に登場した911の第6世代の997型。エンジンが水冷化され、フロントウィンドシールドの傾斜角も強められるなど、ドラスティックな変革を果たした996が旧来の911ファンに思いのほか不評だったことから、丸目のヘッドライトの採用など“911らしさへの回顧”を目指した意匠の変更が多々施されています。メカニズムの多くは996からのキャリーオーバーとされていることからも、意匠の変更に重きが置かれた世代交代であったことが窺えます。
ターボはポルシェのモデルチェンジの伝統に則り、標準モデルから2年遅れて登場し、速さもさることながらフラッグシップモデルとして高級感も追求された内外装が特徴となっています。
パフォーマンス面では可変減衰ダンパーを主軸としたPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)システムやデュアルクラッチ式オートマのPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)の採用も話題となりました。