1992年のルマン24時間レースに出場し4位の成績を収めた「マツダ MXR-01 “RENOWN” No.5」を忠実に再現したモデルとなります。
モデル開発にあたり、マツダが国内で保管しているMXR-01を徹底的に取材しました。3Dスキャンに採寸はもちろん数百の写真を撮影し、実車に忠実な3Dデータを製作しました。
特徴的なオレンジとグリーンのカラーリングは全て塗り分けによるものです。丁寧な塗り分けの後、一度薄いクリーアーコーティングを行いスポンサーロゴやステッチのようなストライプデカールを貼り込みます。仕上げはもちろんウレタンクリアーによるコーティング、手磨きでのポリッシュを一台ずつ行います。
ウレタンクリアーによるコーティングはデカール保護、美観の向上をもたらしますが、蛍光色のボディカラーにおいては「色褪せ」の対抗力も抜群に向上します。
大型の2段リアウィングはEIDOLON FORMULAシリーズで培ったハンダ付けの技術をフィードバック。インジェクションやレジンの一体成型では不可能なシャープさで再現しています。
※アクリルベース、クリアケース付属
1991年に「787B」で日本車初の優勝を飾ったマツダは、Gr.Cカーのエンジン規程変更により「3.5L自然吸気エンジン」を搭載した車両で1992年を戦う必要がありました。そこでシャーシをTWRから、エンジンをジャッドからそれぞれ購入し自社でモディファイするという手法が取られました。
ルマン本戦ではパワー不足を補えるレインコンディションという事もあり一時トップを走るなど快調だったが、マイナートラブルへの対応で徐々に順位を落として4位入賞という形でのフィニッシュとなりました。