「ポルシェ 911(964)」をベースに最新の技術を使用し、レストアとモディファイを行い作成された「シンガー DLS」を忠実に再現したモデルです。
シンガーDLSはポルシェ964をベースにしたレストモッドです。モデルカーの造形にあたってはまず弊社のポルシェ911のデータにシンガーの内外装の意匠を描き込むことからスタートしています。その後、各種資料からディテールを割り出してそのすべてを反映させ、さらに彩色やマテリアルの使い分けなどを確定しています。
本モデルでは、実車の特徴的なディテールである、エンジン吸気口へとフレッシュエアを導くリアクウォーターウィンドウ部に設置されたインテークや、同じくダクトが一体成型されたリアウィンドウなどには再現性に優れるインジェクション成型のプラスチック製部品を奢っています。
灯火類は質感にこだわってホワイトメタル製部品にメッキを施した高品質部品を使用。
ホイールはホワイトメタルのスポークに、真円性に優れ質感も実車に近いアルミ削り出しのリムを組み合わせています。
ライトゴールドの車両は上品なボディカラーに、カーボンの下回りという組み合わせが魅力的な一台を再現いたしました。
内装も抜かりはなく、ドアパネルやリアシートエリアがカーボン張りとなっています。
※アクリルベース、クリアケース付属
2009年創業のシンガー・ヴィハイクル・デザイン。英国を拠点としたロックバンドのギタリストであったロブ・ディクソンが、ポルシェ964をベースに、“リ・イマジン(再考)”をキーワードとした車体の軽量化や高剛性化、エンジンの高出力化、サスペンションの強化などを行ったレストモッドを製作・販売しています。
エクステリアはポルシェ911の初期モデル(1964~1973年型)をオマージュしたものへとダウンデートされ、内外装のカラーリングやマテリアルをオーナーがビスポークできることからも、世界中のセレブリティからの注文が殺到することになりました。
DLSは2017年に発表されたシンガー・ポルシェのエボリューション・モデルで、その名(Dynamics and Lightweighting Study)の通り、カーボンを多用することによって車体重量を1トン以下の990kgにまで抑え、元ポルシェのエンジニアであったハンス・メッツガー氏が開発に携わった、自然吸気ながら4リッターの排気量から500馬力!を発生するエンジンが搭載されています。また2億円というプライスタグも話題を呼びました。
エクステリアも通常のシンガー・ポルシェとは大きく異なっており、大型化されたエアロディバイスやオーバーフェンダー、そしてポルシェ911純正の通称“ポルシェアロイ”ことフックス風のデザインを取り入れた鍛造センターロックがセットされています。またリアクウォーターウィンドウに口を開けたインテークはエンジンのインダクションへと導かれています。