2001年にビッグマイナーチェンジが行われた「ホンダ NSX」のタルガトップモデル「ホンダ NSX (NA2) タイプT」を忠実に再現したモデルになります。
原型の製作にあたっては、NSX-R同様、実車の3Dスキャンを行い、そこで採取したデータを元に意図的な形状の強調といった主観的なデフォルメの一切を行わないプレーンな造形を目指しています。
固定式ヘッドライトのNA2といえば弊社ではNSX-RとNSX-R GTをモデルカー化していますが、今回はバリエーションモデルとして発売されたタイプTの登場です。些細なことですが、1/43のモデルカーとしては限界に近い細くそしてしっかり陰影がつくように深く彫り込まれたパネルラインなども注目していただきたいポイントとなっております。
ルーフパネルは実車同様に着脱可能となっているため、作り込まれたコックピットもじっくり観察してお楽しみいただけます。
シートの質感やインテリアのディテールにもこだわって製作しました。またインテリアも映えるカラーをチョイスしています。
ホイールはシャープな造形が可能なホワイトメタル鋳造部品に丹念な塗装を施して、実車さながらの雰囲気に仕上げています。
硬派なイメージが先行するNSXですが、少し視線が異なるオープントップモデルをお届けします!
※アクリルベース、クvリアケース付属
バブル期の潤沢な開発予算の恩恵を受け、市販車としては世界初のアルミ製モノコックボディ、リアミッドシップレイアウト、レジェンド用のV6をベースに排気量アップ(2.7リッター→3.0リッター)やDOHC化およびVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)が組み込まれたエンジンなど、ホンダの“技術の結晶”とでも言うべき内容を盛り込んで1990年に発売されたのが初代NSXでした。フェラーリとの類似性もよく話題に上りますが、実際は凝ったエンジニアリングに加えて、ゴルフバッグが収容可能なトランクスペースを備えるなど、日本車らしい実用性も兼ね備えたスーパー・スポーツとして世界各国で評価されています。
初代NSXは1990年の登場後、1992年には後のホンダ・スポーツのアイコンとなるタイプRを発売、1997年には平成12年(2000年)排ガス規制の対応策としてエンジンの排気量を旧来の3.0リッターから3.2リッターへと拡大して(AT車は3.0リッターのまま)中期型へとシフトします。エンジンは1999年にも改良が行われて「優-低排出ガス」車の認定を受けており、他のメーカーの多くが平成12年排ガス規制をのクリアを諦めてスポーツカーの製造を中止したのとは対照的で、CVCCに始まるホンダの環境意識の高さを物語っていると言えるかもしれません。これを機に一般的には3.0リッター車をNA1、3.2リッター車をNA2と呼ぶようになりました。
2001年にビッグマイナーチェンジが行われた際にタイプTも同時に発表が行われました。