1993年にオートポリスで行われた”全日本ツーリングカー選手権 in Racing Park”にて優勝した”STP タイサン GT-R“を忠実に再現したモデルになります。
モデルは、日産ヘリテージコレクションにて同型車両への入念な取材を行い3Dデータを作成しました。
3Dスキャンと採寸、様々な角度から撮影した写真などを用いて決定版とも言えるモデルを目指し開発しました。ボディサイドに流れるキャラクターラインやフロントバンパーなどシンプルな形状に見えますが、実際には複雑な局面で構成されています。
ホイールはSSRの6本スポークを新たに設計、スポークは精密なホワイトメタル鋳造パーツ、ホイールリムはアルミの挽物を使用しています。
インテリアはフロアのプレスモールドやロールケージも実車そのままに再現しています。
カラーリングや細かなディテールは当時の動画や資料を基に再現しました。
※アクリルベース、クリアケース付属
ニッサン スカイライン GT-R (BNR32) Gr.A仕様は1989年から秘密裏に開発が行われていました。
ホモロゲーションモデルである「ニッサン スカイライン GT-R NISMO」をベースにトルクスプリット四輪駆動システム「ATTESA E-TS」や、日産工機の手により改良が施された「R26DETT」など外観以外の改造範囲は多岐に渡りました。
1993年は7台のGT-Rがエントリーされ激しいバトルを繰り広げました。
第2戦目のオートポリスではカルソニックスカイラインが予選一位、二位には日鉱共石スカイラインGP-1プラス、続いてSTP タイサン GT-Rが続く結果となりました。
決勝レースではカルソニックスカイラインと日鉱共石スカイラインGP-1プラスが熾烈なトップ争いを演じました。STP タイサン GT-Rは虎視眈々と追走、カルソニックスカイラインとBPオイルトランピオが接触している間にトップを奪取。そのままのポジションを守り抜き、チーム国光のGr.A初勝利を獲得しました。