マツダスピード製エアロパーツを纏った「マツダ RX-7(FD3S) マツダスピード GTコンセプト」を忠実に再現したモデルになります。
モデル化にあたっては、GT-CONCEPTキットを装着した実車を取材、肝心のボディキットは3Dスキャンを行い、それを元に原型データを作成いたしました。さらに、そのパーツの原型データを、弊社のノーマル状態のFD3Sの車体原型データに3D上で装着してGT-CONCEPT仕様へとアレンジしています。
コンビネーションランプとバンパー両脇のインテークへと連続した面を見せるアクリル製アウターカバーはバキュームパーツで成形して、ボディとのフィッティングに拘っています。
特徴的なFD3Sのリアコンビネーションランプはインジェクションパーツを使用。リフレクターハウジング形状も実車さながらの雰囲気を再現出来るように造形に工夫を凝らしています。
空気抵抗とリフトの低減を狙った大型のリアウィングは主翼がホワイトメタルを使うことにより、薄さと正確な形状を再現しています。
ウィングステーはエッチングパーツを用いてシャープな形状としています。
全車共通のノーマル車体データを元に、各仕様の差異をデータ上でモディファイする手法を採った弊社のFD3Sは、並べることでより違いが引き立ちます。是非、各種コレクションしてお楽しみください。
※アクリルベース、クリアケース付属
3代目RX-7として1991年に登場したFD3S型。初代、2代目共に7年間生産されたこともあり3代目も長きに亘って製造されることが予想されました。そのため、フルモデルチェンジにあたっては軽く高剛性な車体、ツインターボ化(シーケンシャル方式)、さらにはサスペンション形式も2代目のFストラット/Rセミ・トレ式から、前後ダブルウィッシュボーン式に変更されるなど車体は完全刷新され、それを他の何物にも似ない個性的なデザインのボディで包み込むことで、極めてセンセーショナルなデビューを果たしました。FD3Sの車体ディメンションは、2代目に比較して、ホイールべースと全長、全高はすべてダウンサイジングされ、全幅のみワイド化しています。
FD3Sは結果として12年に亘って生産されることになりました。外観上の変化はテールライトの意匠が1996年以降は旧来の楕円機長から、3連丸型に変更された他、1999年以降はフロントバンパー形状やコンビネーションランプのデザインが改められた程度と多くはありませんが、メカニズム面では進化と改良が続けられ、1型から6型までのフェイズが存在します。
RX-7は低重心、コンパクトなロータリーエンジンを車体中央に積むFRミッドシップレイアウトなどスポーツカーとしての資質も高かったことから、チューンドカーベースとして人気も高く、様々なアフターマーケット部品が発売されました。その中にあってもマツダ・ワークスとしてレース活動を担った『マツダスピード』製の部品は実効性能やクオリティの高さからRX-7オーナー垂涎のアイテムとなっていました。今回リリースするのは、幾種か存在する同社のFD3S用のボディキットの中でも、別格の人気を誇るGT-CONCEPTタイプを纏った5/6型をモチーフにしています。