騒音規制を克服し2024モデルとして生まれ変わった「NISSAN GT-R NISMO Special 2024」を再現したモデルになります。
2023年初頭の東京オートサロンで実車が先行公開されたばかりの2024年型 NISSAN GT-R NISMOの精密モデルカーをいち早くリリースいたします。
弊社ではこれまでに、種々のNISSAN GT-RやNISSAN GT-R NISMOを1/43、1/18の各スケールで展開してまいりましたが、一度は生産終了が噂されたR35が無事復活を果たした興奮もさめやらぬうちに最良のモデルカーを皆様にお届けしたい一心で、わずか5か月あまりで、2024年モデルのNISSAN GT-R NISMOの発売に漕ぎつけました。
2024年モデルの NISSAN GT-R NISMOの最大のポイントは、水平方向に独立した印象が強められフロントバンパーや、空力性能の向上や新たな排気ユニットを収めるために大きく意匠変更されたリアバンパー、さらにスワンネック形状のステーを持つリアウィングなどとなりますが、それらは実車に正確無比な形状で1/43へとスケールダウンして原型に反映しています。
またそれらの部位やルーフなどにふんだんにあしらわれたカーボンパーツの表現もこだわったポイントで、入り組んだ部位にまでシワひとつなく美しく貼り込むのは当然のこととして、その上には実車同様の鏡面感を求めてウレタン塗料によるクリアコーティングを施しています。ボディカラーとのコントラストをお楽しみください。
1/43スケールではやや曖昧な印象になりがちなヘッドライトやテールライト周辺の造形を、スケールに合わせて限界まで高解像度化したリフレクター部品の造形を工夫するなどしてキリリと精悍に仕上げたのもこだわりのポイントとなります。
「Special edition」の外観上のポイントであるカーボン地を生かしたボンネットや、ホイールリムに入れられたストライプも正確に再現しています。
※大判アクリルベース、アクリルクリアーカバー、シリコンクロス付属
NISSAN GT-Rは年次改良を繰り返す、いわゆるモデルイヤー制が当初から織り込み済みで、外観の意匠よりも細かなメカニズムの改良を繰り返して、着実な進化を遂げてきました。しかしながら、ロードカーユースと、スーパー・スポーツの性能指標のひとつである、ニュルブルクリンクの北コースのラップタイム短縮や、サーキットユースなどを突き詰めていくと、快適性や扱いづらさといった点でそれらを1台でオールラウンドにこなすことは難しくなってきます。そこで生まれたのが、サーキットユースを前提としたNISSAN GT-R NISMOでした。
NISSAN GT-R NISMOは2014年モデルから登場。エンジンは標準車よりも出力を100馬力以上高め、最高出力600馬力を誇る専用ユニットを搭載。サスペンションも徹底的に締め上げられ、電制のビルシュタイン製ダンプトロニック・ダンパーや専用のスプリングが与えられました。
2020年モデルでは外観にも大きく手が加わり、カーボン製ルーフ、NACAダクト付きカーボン製ボンネット、さらにGTカーのようなエアアウトレットを上面に備えたカーボン製フロントフェンダーなどが与えられ、ブレーキも大径のカーボンセラミックブレーキが装備されました。すでに新車時の価格は2000万円を優に超え、2420万円となりましたが、それでも内容を考えれば欧州製のスーパー・スポーツよりも割安という声が多かったのも事実。さらに2021年に発表となった2022年モデルでは、ピストンリングやコンロッド、クランクシャフトに高精度部品を組み込むなどの改良を加えた「NISSAN GT-R NISMO Special edition」をリリースしました。
しかし、この2022年モデルをもって、一度NISSAN GT-Rは受注中止となります。その原因となったのがより厳しくなる騒音基準への対応でしたが、2023年初頭の東京オートサロンで、NISSAN GT-Rの2024年モデルが先行公開されました。その鍵となったのが、車体構造を変えることなく、見事に騒音規制をクリアした排気システムの開発の成功でした。これでNISSAN GT-Rも安泰となり、胸を撫でおろしたファンも多いのではないでしょうか。