騒音規制を克服し2024モデルとして生まれ変わった「NISSAN GT-R Track edition engineered by NISMO T-spec 2024」を再現したモデルになります。
基本的なプロポーションは実車に忠実で客観的なものを目指していますが、プレスラインのエッジや面の張りなどは、スケールダウンした際や、塗装の厚みなどで消滅してしまうケースもあるため、実車らしさをスポイルしないように最適化する作業を行っています。
シートのような柔らかな手触りの部分は的確なアール表現、操作系などハードウェアらしさが必要とされる部位はエッジを利かせた造形とし、さらに塗装のツヤ具合などにも工夫を凝らしてリアリティと質感を追求しています。
「Track edition engineered by NISMO T-spec」の特徴として「NISSAN GT-R NISMO」と同様の足回りを装備していることが挙げられます。軽量かつ高剛性に作られたレイズ製9スポークホイール、ブレンボ製モノブロックブレーキキャリパー、カーボンセラミックブレーキが装着されています。軽量化を狙って屋根はカーボンに変更されました。
インテリアは専用のRECARO製シートが装備されおり、赤の差し色も相まりレーシーな雰囲気に仕立てられています。
※アクリルベース、クリアケース付属
※お一人様2台限り
2007年に発売されたNISSAN GT-R。「新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー」をキーワードに、従来のスカイラインの1グレードとしてではなく、4WDとトランスアクスルを組み合わせたドライブトレインをはじめ、そのほとんどが専用設計となる贅沢なパッケージングが採用されています。
エンジンは3.8リッターツインターボのVR38DETT型が搭載され、こちらの他の部位同様に毎年のように改良が行われ、2007年モデルでは480PSだった最高出力が、2024年モデルでは570馬力にまで引き上げられ、サーキットユースも前提に入れたNISMOでは600馬力を発生するに至っています。
そんなNISSAN GT-Rですが、2022年春に新車のオーダーの中止がアナウンスされ、ついに歴史を幕を下ろしたとファンを落胆させました。しかしその間に開発陣はNISSAN GT-Rの存続にあたって最大の障壁であった、騒音規制を新設計のマフラーによって無事にクリア。さらに空力特性によるトラクションの増大を狙って、前後バンパーが大きく意匠変更された2024年モデルが2023年の初頭の東京オートサロンで先行公開され、NISSAN GT-Rの復活を実現させたのです。