2009年の東京モーターショーにてアンベールが行われた「レクサス LFA 東京モーターショー 2009」を忠実に再現したモデルとなります。
原型はレクサスの実車の3Dデータから作成しました。
極力デフォルメなどを行わず、客観的なプロポーションを追求いたしました(データ提供協力:株式会社トヨタシステムズ)。
LFAのエクステリアは一見するとシンプルですが、緩やかな曲面で構成されたエンジンフード、えぐられたような形状をしたサイドウィンドウ付近やサイドスカートの意匠など、実際はかなり複雑なものとなっています。モデルではそうした部分の彫りの深さや薄さの表現に気を遣っています。
またボディ各部に設けられたエアインテーク、アウトレットはレジンボディ鋳造時の限界に近い奥行きをつけた上で貫通させ、そこにメッシュ、グリルを装着することによりリアルな「奥行き」感を実現。
今回は1/43としては標準モデル、ニュルブルクリンクパッケージ、リアウィング上昇仕様に続く第4弾、2009年の東京モーターショー出展車両の再現となります。
外観上はヴィジブルカーボン仕上げのルーフやリアハッチが目を惹くポイントとなります。
また左ハンドルであることに加え、非常にドレッシーな赤いシートやカーペットを備えるなど、インテリアにも特徴が多く、見づらい部分とはなりますが、正確な再現を心掛けました。
真鍮切削原型をホワイトメタルに置き換えてシャープさを強調したホイール、実車さながらの灯火類表現など、細部までじっくり観察してお楽しみください。
※アクリルベース、クリアケース付属
2000年に企画が立ち上がり、2005年の北米国際オートショー(通称デトロイトショー)でコンセプト・プロトタイプを展示、そして2009年10月の東京モーターショー(現 ジャパンモビリティショー)で市販仕様がワールドローンチされたLFA。日本車史上最高の3750万円という価格が話題を呼んだのも記憶に新しいところです。
Fが意味するのはトヨタのホーム・サーキットでもある富士スピードウェイで、レクサスの中でもIS FやGS F、そして現在も生産が続くRC Fといった限られたスポーツモデルだけに、そのアルファベット一文字を車名に用いることが許されてきました。
LFAはレクサスひいてはトヨタの技術の結晶として生み出された2人乗りのスポーツカーで、4.8リッターV10のパワートレインを筆頭に6速ASG変速機やトランスアクスル、CFRPを多用したシャシー&ボディなど、まさしく専用尽くしでスーパーカーと表現するに相応しい贅沢な存在でした。
またFRミッドシップ、ロングノーズ&ショートデッキのトラディッショナルなパッケージングを採用しながら、ラジエターを車体後端に搭載して重量配分を改善するといった独創的な面も多々持ち合わせていました。
そんなLFAの魅力は生産を終えてから10年近い歳月を得た現在も、衰えるどころかより際立ってきた印象もあり、弊社では1/43および1/18でラインナップ展開を行っています。