1995年のルマン24時間レースに出場する為のホモロゲーションモデルとして製作された「ニスモ GT-R LM ロードカー」を忠実に再現したモデルとなります。
現在も「NISSAN HERITAGE COLLECTION」で保管、展示されている実車を細部まで3Dスキャンを行い3Dデータを作成しました。
今まで1/18スケールのR33型 GT-Rは製品化していないのでベースのスカイライン GT-Rを3Dモデリングすることから始めました。
近年1/18スケールで積極的に採用を進めているインジェクション成型のウィンドウパーツを始め、これから発売をするR33型 GT-Rシリーズの礎となるモデルなのでしっかりとした基本設計を行いました。
カラーリングのないシンプルな車両なので前後ライトの形状や中身のディテールには特にこだわってパーツ分割や彩色を行っています。メッキ、クリアカラー成型部、艶消しのブラックの部分を的確にパーツ分割することによりシャープな仕上がりを目指しました。
インテリアは特徴的なチェック模様のレカロシートはデカールを貼りこむことで再現しています。柔らかな局面にも綺麗になじませましたので丁寧な仕上がりを楽しんでいただくことができます。
ホイールは真円度を優先しインジェクション成型部品、タイヤにも実車と同じタイヤパターンを刻みました。
実車と同じくあえてタイヤを少し内側に、また車高も少し高めにセットすることによりこの車両の特徴を再現しています。
※台座、クリアーカバー、シリコンクロス付属
※限定商品はお一人様2台限り
「NISMO GT-R LM」は1995年のルマン24時間レースに出場するためのレーシングカーとして開発されました。
しかし、出場するには「公道を走ることができるナンバーを取得した市販モデルが存在しないとGT-1クラスには出場が認められない」というレギュレーションがあります。
そこで日産は全日本GT選手権に出場するマシンとルマン用のマシンを共通化、それをベースに一台のみ市販仕様車を作りレギュレーションをクリアすることにしました。そこで製作されたのが「NISMO GT-R LM ロードカー」です。
エクステリアはフロントバンパー、ブリスターフェンダー、ボンネット、リアバンパー、サイドスカートなど、ほとんどルマン仕様と同じディテールを持ち合わせています。
ノーマル車両の面影が見えるのはドアパネル、ルーフ、リアウィングだけです。
エクステリアの過激さとは裏腹に、ロードカーらしく内装は小変更にとどめられています。チェック柄のレカロシートやNISMO製のステアリングに変更された程度でした。
スペックは明らかにされていませんが、RB26DETTエンジンが搭載されたエンジンルームもノーマル然としています。
1995年のルマンのパドックで展示されたのち日本に帰国、座間記念庫(現「NISSAN HERITAGE COLLECTION」)に現在も収蔵されています。近年もNISMO FESTIVALやGINZA CROSSINGなどでも展示が行われ、モータースポーツファンの心を掴んでいます。