トヨタのGRヤリスの最上級グレードとして登場した「トヨタ GRMNヤリス サーキットパッケージ」を忠実に再現したモデルとなります。
原型は実車の徹底取材と3Dスキャンによって得られたデータを、弊社では先にリリース済みのGRヤリスの基準車の設計データに組み合わせて設計。敢えて、ゼロから設計し直すのではなく、基準車のデータに上描きしていくのは、同じGRヤリスのモデルとして解像度や表現技法を統一して整合性を持たせることに加えて、仕様によっての差異を際立たせたいという目的があります。
サーキットパッケージにはカーボン(綾織CFRP)製のリヤスポイラー&エンジンフード、ルーフパネルが備わり、サイドスカート、リップスポイラーなども専用品が奢られていますが、モデルでもその特徴を余すことなく再現。
カーボン製部品はすべてデカールを貼り込んだ上で、艶有りのクリアコートを施して実車さながらの印象を醸し出しています。
同じく専用のBBS製 GRMN専用18インチホイールは真鍮切削原型をホワイトメタル鋳造部品へと置き換えて、シャープなモールドを目指しました。
現在、弊社ではGRヤリスの基準車各種の他、TOM’S仕様などを1/43と1/18でリリースしていますが、今後も種々バリエーション展開を予定していますので、是非各種お買い求めいただき、並べて楽しんでいただければ幸いです。
※アクリルベース、クリアーカバー付属
GRヤリスは、トヨタのモータースポーツおよび、そこで得られたノウハウを市販車へとフィードバックするGAZOO Racingが2020年にリリースした、WRC用のホモロゲ―ションモデルです。
すでにWRCへのトヨタの復帰は、先代ヤリス(日本では3代目ヴィッツ)をベースにしたその名もヤリスWRCによって2017年から果たされていましたが、やや急場凌ぎでマシーンが開発されたにもかかわらず善戦。そしてその後継機種として2020年に発売されたのが、WRCカーへの転用も織り込み済みで設計されたのがGRブランド専売車種となったGRヤリスです。
他の日本仕様のヤリスにはない3ドアハッチバックのボディは専用設計で、プラットフォームもヤリス用とワンクラス上のCセグメント用を組み合わせて剛性を大幅にアップ。エンジンは1.6リッターの排気量から272馬力を発生する3気筒エンジンを搭載し、これに6速MTとフルタイム4駆システムを組みあわせています。
GRMNヤリスは2022年の東京オートサロンで発表されたGRヤリスのエボリューション・モデルで、軽量かつ高剛性なカーボン(綾織CFRP)をフードやルーフ、リヤスポイラーなどに用いた他、リアシートを廃したことによって約20kgの軽量化を実現。またスポット溶接打点数を545点増やすことによって車体剛性も高めています。変速機はエンジンパワーバンドを効率的に使用できるようクロスレシオ化し、これに駆動力を最適化したローファイナルギヤを組み合わせた専用仕様とされました。
標準仕様の他、サーキットパッケージ、ラリーパッケージなどが用意されて、価格は7,317,000~8,467,000円(税込)となっています。