ランボルギーニ初のスーパーキャパシタ搭載ハイブリッドV12エンジン搭載のスーパースポーツカー「ランボルギーニ シアン FKP 37 2019」を忠実に再現したモデルです。
今回は個性的なストライプが追加されたユニークな仕様を再現いたします。
2019年に僅か63台が生産されたシアンを、ランボルギーニから提供を受けた実車の3D CADデータを元にして原型を設計し、モデル化に漕ぎつけました。シアンの特徴であるフルカーボンボディですが、非常に複雑な形状をしていることは一目瞭然です。
特徴的な灯火類は透明部品とエッチングパーツを組み合わせてシャープな表情を演出しています。また、シアンのボディの随所に露出したカーボンパターンの部品にはすべてデカールを貼り込み、その上からクリア塗装をオーバーコートすることで実車さながらの表面の平滑感を産み出しています。
実車でも繊細な印象のホイールですが、これを1/43にスケールダウンするには、スポークなどはコンマ数ミリでの正確な彫刻が必要とされます。弊社ではまず、3D CADデータをベースにNC旋盤で真鍮の原型を製作し、これを繊細な表現に長け、なおかつ剛性面でも優れたホワイトメタル鋳造部品に置き換えた上で彩色を行っています。
インテリアは実車の正確な意匠の再現はもちろん、シートのパイピングなどもデカールを貼り込んで清潔感のある彩色を行っています。センターパネル他にはカーボンデカールを貼り込み、こちらもしっかりとクリア塗装をオーバーコートして平滑感を出しています。
シアンは生産された63台、1台として同じ仕様の個体は存在しないと言われ、単にボディカラーが異なるだけでなく、インテリアカラーなどもビスポークできるアドペルソナム・メニューに則って生産されています。リサーチに時間もかかるため。今後も少しずつではありますが、このレジェンダリーなランボルギーニ初のハイブリッド・スーパーカーのバリエーション展開も行っていきたいと考えています。
※大判アクリルベース、アクリルクリアーカバー、カーボン製ネームプレート、エッチング製エンブレム、シリコンクロス付属
※お一人様2台限り>
ランボルギーニ初のハイブリッド・スーパーカーとして、2019年に登場したシアン。シアンが意味するところは、ランボルギーニのホームである、イタリアのボロネーゼ地方の方言で云うところの「稲妻」で、強力な電流をイメージさせるものです。FKPはランボルギーニの経営危機を救ったVWアウディグループの会長である、フェルディナンド・カール・ピエヒ氏のイニシャルから取られたもので、37は同氏の誕生年である1937年に由来しています。
駆動システム自体はアヴェンタドールSVJ譲りの6.5リッターV12と、34馬力を発生するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド。むしろモーターのエネルギー源を、同じ重量のバッテリーに比べて3倍の容量を持ったスーパーキャパシタとしている点に意義があり、ほぼ表面から見える部分はすべてカーボンという軽量なボディと相まって、車重を1,595kgに抑えたことにシアンのアドバンテージがあるようです。
強烈な個性を放つ、フルカーボンファイバーボディのデザインはカウンタックにインスパイアされたものと公表されており、テールライトまわりや台形に一段落とし込まれたフロントフードなどにその面影を見出だすことが出来ます。
インテリアはY型、六角形といった、昨今のランボルギーニのデザインモチーフを随所に散りばめながら、マテリアルなどにはイタリアン・レザーをふんだんに用いてラグジュアリー感をも追求したものとなっています。
シアンはランボルギーニの創業年である、1963年にちなみ、63台が生産されました。のちに19台のロードスターバージョンもリリースされていました。ちなみにシアンの価格は発売時で約3億9000万円と言われますが、63台すべてが完売しています。