ホンダを代表するフラッグシップスポーツに高い人気の高性能ホイール「TE37」を組み合わせた「ホンダ NSX-R(NA2) 2002(TE37ホイール)」を忠実に再現したモデルになります。
原型製作ではNSX-R同様、実車を3Dスキャンし取得したデータをもとに設計。意図的なデフォルメを排し、限りなくリアルな造形を追求しました。
弊社ではこれまで、NSX-RをはじめNA1、タイプR、タイプSなど幅広い初代NSXをモデル化。本モデルでも、NSX-Rの象徴的なフロントフードダクト、リアアンダーディフューザー、大型リアウィングといった特徴を正確にトレースしています。モデルカーではボディ一体成型となるため、専用原型を新規に設計することで実車の意匠を細部まで再現しました。
後期型の特徴である固定式ヘッドライトは、ホワイトメタル成型のハウジングにクロームメッキを施し、極薄の透明カバーを重ねるという実車同様の構造で表現。さらにボディカラーが赤の場合は、ハウジングをホワイトで塗装するなど、実車に準じた彩色を採用しています。
内装も実車スキャンデータをもとに設計され、シートやステアリングのサイズ感、レザーの張りやマチの質感を高解像度で再現。細部までリアリティにこだわりました。
今回の最大の見どころは、レイズ製TE37ホイールです。真鍮切削による原型をベースに、シャープな造形を可能とするホワイトメタル鋳造へと置き換え。そこへ丹念にチタンカラー調の塗装を施し、実車さながらの存在感を実現しました。スポーク越しに見えるブレーキシステムも緻密に表現され、細部のロゴ類はデカールで忠実に再現しています。
もはや新たに生まれることはない、純内燃機関を搭載したホンダ製ミッドシップ・スーパースポーツ「NSX」。その艶やかな姿を、精巧なモデルカーでぜひお楽しみください。
※アクリルベース、クリアーカバー付属
※お一人様2台限り
※2026年3月発売予定
※Released in March 2026
初代NSXは1990年に登場し、1992年には後のホンダ・スポーツを象徴する「タイプR」が発売されました。さらに1997年には平成12年(2000年)排ガス規制への対応策として、エンジン排気量を従来の3.0リッターから3.2リッターへ拡大(AT車は3.0リッターを継続)。これを境に、一般的には3.0リッター車を「NA1」、3.2リッター車を「NA2」と呼ぶようになります。
2001年にはデビュー以来不変だったエクステリアに大きな変更が加えられ、リトラクタブル式ヘッドライトが廃止され固定式に変更。スーパーカーらしい雰囲気を残しつつも、空力性能や衝突安全性の向上、フロントマスの軽量化を実現しました。翌2002年には軽量化やレスポンス改善、足回り強化を施した「NSX-R」が登場し、商品性を保ちながら2005年まで生産が続けられました。
生産終了から20年が経過した現在、初代NSXはヒストリックカーとしての価値が急上昇中です。そのため現役時代のような過激な改造は敬遠され、価値を損なわない軽度のカスタマイズが主流となっています。
今回ご紹介するモデルは、そんな現代的なNSX像を意識し、剛性と普遍的なデザインで人気を誇る「RAYS TE37」ホイールを装着し、車高を軽く落とした姿を再現しました。TE37の名称は、1996年の発売当時、15×6Jサイズでわずか3.7kgという超軽量化を実現したことに由来。以降、高性能車のドレスアップからモータースポーツシーンまで幅広く支持され続ける、名作ホイールとして君臨しています。
発送予定日:未定