1966年のル・マンに出場し、GT40シリーズで最初に優勝したGT40 Mk.2を忠実に再現したモデルです。
モデルの原型は当時の様々な角度から撮られた写真や資料を基に、3D CADで設計しています。低く抑えられた全項、約7リッターの大排気量を持つV8エンジンの冷却のために設けられたボディサイドの2条のダクト、深く彫り込まれたフロントフードのダクトなど、メリハリのある造形を心掛けました。
キャッチピンやゼッケン灯、給油口、ヒンジ類にはホワイトメタル鋳造部品にクロームメッキを施したものをセット。極小部品ではありますが、金属ならではの質感が車体全体の解像度を一気に高めてくれます。
複雑なパターンのハリブランド製のホイールはシャープな真鍮切削原型をホワイトメタル鋳造部品に置き換え、実車同様の彩色を施して装着。ノックオフスピナーの形状にもこだわっています。グッドイヤー製のレーシングタイヤに入るブルーのストライプはデカールでの表現となりますが、ホワイトレターとともに鮮明な印象に仕上げています。
ボディに入る2条のレーシングストライプやゼッケンサークルはデカールを貼り込んだ上に、クリアコーティングを施し、さらにデカールの段差を消す状態にまで表面を手作業で研磨し、鏡面仕上げとしています。
今回は優勝車であるNo.2と共にNo.1を再生産いたします。
※アクリルベース、クリアケース付属
※2026年8月発売予定
※Released in August 2026
GT40は1960年から開発がスタートしました。基本的なレイアウトはミッドシップ、インディ500で使用されていたOHVのV型8気筒エンジンをディチューンして搭載されることが決まっていました。当初スタイリングはコンセプトカーとして発表されたマスタング1を連想させるデザインでしたが、風洞実験を重ね洗練された形に変更されました。
64年にレースデビューしますが、一度の完走すらできない散々な結果となってしまいました。65年からはスポーツカーレースで大きな結果をあげていたシェルビーをワークスとしてレースに参戦することになりました。65年のルマンには異常なまでのロングノーズと7Lもの大排気量のエンジンを搭載したMk.2Aをデビューさせます。Mk.2Aの2台は1周あたり4秒近く引き離すというハイペースでレースをリードしますが、ギアボックスやガスケットの吹き抜けで65年のルマンも全車リタイアという結果に終わってしまいます。
66年型のマシンにも大きな変更が加えられました。再び短くなったフロントカウルやリアカウルに冷却用のインテークが多数追加されています。前年のルマンで大きなパフォーマンスを発揮した7Lエンジンは軽量化や耐久性の向上を目指した改良が行われました。
ルマン本戦ではシェルビーからは3台のGT40 Mk.2が出走しました。セミワークス、プライベーターも含むと13台ものGT40がエントリーしています。
レースは序盤からGT40がリードしますが、5時間を過ぎたあたりで最初のリタイアが起こってしまいます。その後もリタイアは続き、8時間が過ぎる頃には4台のMk.2がリタイアしていました。しかし、早朝にはライバルのフェラーリもトラブルによりリタイアしてしまい1-6位をGT40が独占する格好になっていました。最終的にはシェルビーチームの2台とホルマンムーディの1台がチェッカーを受けますが、「3台同時ゴール」の際に2号車が先にチェッカーを受けてしまうミスを犯しました。悲願のルマン優勝を手にしましたが、その初勝利は苦々しいものとなってしまいました。
発送予定日:未定