数ある911 GT1の中でも、レース仕様を公道走行用にコンバートした唯一無二の個体、シャシー#117を1/43スケールで実車に忠実にモデル化いたしました。
弊社ではすでに911 GT1(1996年ル・マン24時間準優勝車&テストカー)、911 GT1 Evo ストリートバージョン(1997年型)を1/43モデル化していますが、今回はそれらのいずれとも異なる新たな原型を使用しています。
外観は基本的には1997年型の911 GT1 Evoのレース仕様と共通となります。前述したポルシェが正式に製造したストリートバージョンとはフロントフェンダー状のエアアウトレット、サイドシルのクサビ型ダクト、そしてスクエアで大型のリアウィングなどが異なっています。
また、このクルマの一番の特徴となるのは、実はインテリアとなります。レース仕様ともストリート仕様とも異なる、乗降性もよさそうなレザー張りのバケットシートと乗員保護用のレザーが巻かれたロールケージ、ロードゴーイング仕様用のシフトノブやドアハンドルといったディテールも再現しております。なお、シートセンター部にはポルシェのロードカーでは古くから人気のハウンドストゥース(千鳥格子)生地があしらわれているのもポイントとなります。
同車はレース活動を引退後、2005年に一度ストリート仕様へとコンバートされ、現在の仕様はさらにストリートでの快適性を高めるためにランザンテ・リミテッドが手直ししたもので、その際にカラーリングもシルバーからポルシェ純正色のヨッティングブルーに変更されています。
数ある911 GT1の中でも、非常に興味深いヒストリーを持つシャシー#117。なかなかモデルカー化される機会もないと思われますので、貴方の911コレクションに是非ラインナップ入りさせていただければ幸いです。
※アクリルベース、クリアーカバー付属
※2027年4月発売予定
※Released in April 2027
車両の開発・製造に膨大なコストがかかるようになり、自動車メーカーの撤退が相次いだことで1992年に終焉を迎えた、グループC規格のプロトタイプ・スポーツカーを使った世界選手権レース。それに続くトップカテゴリーとしてスタートしたのがGT1でした。
ポルシェは1994年のル・マンを事実上のワークスカーであった、グループC車両の962を、レギュレーションの隙をついてGT1カーとして登録したダウアー・ポルシェ962LMで制して賛否両論を呼びましたが、1996年にはレギュレーションを素直に解釈して開発・製造したポルシェ 911 GT1を発表しています。
911 GT1は大まかに言えば、フロントセクションをポルシェ993、リアセクションを962としたミッドシップ・レーシングカーで、ヘッドライトやテールライトにベース車の面影を残しています。911 GT1 はデビュー戦となった1996年のル・マン24時間レースで2位、3位に入る活躍を見せます。
1997年には911 GT1のベース車である911シリーズが993型から996型に進化したことを受けて灯火類が996型のものに変更され名称も911 GT1 Evoに変更されています。911 GT1 は規定に合わせてストリート仕様も30台ほど製造されています。
今回モデルの題材に選んだのは、やや数奇な運命をたどった1台で、元々は競技用の911 GT1 Evoとして製造され、数多のレースで勝利した由緒正しき個体でありながら、後年、かのランザンテ・リミテッド(マクラーレンF1をル・マン24時間総合優勝へと導いた)が顧客のオーダーでロードゴーイング仕様へとカスタマイズした車両を再現しています。
発送予定日:未定