モデルは、1973年に開催されたニュルブルクリンク 1000kmを5位でフィニッシュしたマルティニ・レーシングチームの『Porsche 911 RSR』の6号車を再現したモデルになります。
1973年のワールドメイクスチャンピオンシップにマルティニ・レーシングチームからエントリーされたポルシェ911カレラRSRは事実上のポルシェ・ワークスマシンで、非常に特別なマシンでした。
同年に登場したレース用量産型モデルである911カレラRSR2.8をベースにしてはいるものの、エンジンは3リッターまで拡大されていました。
外観ではボディがグラスファイバー化された特殊なもので、そのボディは917用の超ワイドなセンターロック式ホイールを収めるため、前後のフェンダーが異様なほど巨大化していました。そのため、この911カレラRSRは他の911カレラRSR2.8勢がエントリーしたGTカー・クラスではなく、優勝したマトラ・シムカMS670Bやフェラーリ312PB、ポルシェ908などと同じS3.0(プロトタイプ)クラスからの出走でした。
モデルはマルティニ・レーシングチームの特別な911カレラRSRのフォルムを忠実に且つグラマラスに再現しています。スタンダードなナナサン・カレラ(911カレラRS2.7)の面影を残しながらも、比較にならない程のワイドでボリューム感たっぷりのボディフォルムをお楽しみ頂けます。
ナナサン・カレラのリアに装備されたダックテール状のスポイラーを挟み込む形で形成され、超ワイドなリアフェンダーから回り込むスポイラーもこのクルマの特徴であり美点のひとつです。
ルマン仕様とはリアフェンダーや車後方のマルティニストライプの入り方が異なるなど細かな部分の変更も再現しております。
VM069 : ポルシェ 911 カレラ RSR "マルティニレーシング" ニュルブルクリンク 1000km 1973 No.6