本モデルは1997年のルマン24時間レースに参戦した「ポルシェ 911 GT1 EVO」を忠実に再現したモデルになります。
1995年に大きくレギュレーションが変わった「LM-GT1」規定のレースではマクラーレン F1が圧倒的な強さを発揮していました。
ポルシェには911GT2しか選択肢がありませんでしたが、とても同じクラスで戦えるほどスペックが高くはありませんでした。
ポルシェは1996年のシーズンに向けて911 GT1の開発を進めました。
モノコックはすでにクラッシュテストを合格していた911(993)を使用し、後半部分はオリジナルのスペースフレームで構成されたミッドシップにエンジンが搭載されました。
そして基本構成は96年仕様と同じですが、様々なトラブルに対策を施した「911 GT1 EVO」をデビューさせました。
レギュレーションで許されている部分の剛性改善などがメインに作業が行われました。また内部構造とは事なりエクステリアは996型のエクステリアが大きく反映されました。
1997年のルマン24時間レースにはポルシェ、マクラーレン、BMW、日産がこぞってLMGT1クラスにワークス参戦を果たした賑やかな年でした。
ポルシェは熟成を重ねた911GT1、マクラーレンは95年に優勝を果たしているマクラーレンF1-GTR、日産はTWRとタッグを組んで作った新車の「日産 R390 GT1」を持ち込みました。またヨーストレーシングのTWR ポルシェも前年の総合優勝車として注目されていました。
決勝レースはTWRポルシェの後ろをついていく形でレースがスタートしますが、3時間を過ぎる頃には25,26号車でワンツー状態を作ります。翌朝までワンツーをキープしましたが25号車が痛恨のスピン、マシンを痛めてリタイアとなってしまいました。26号車も残り2時間のところで車両火災に見舞われ残念な結果となりました。
モデルはポルシェミュージアムで取材を行い3Dデータを作成しました。
様々な角度から撮影した写真などを用いて決定版とも言えるモデルを目指し開発しました。
ユニークなMobile1のデジタルグラフィックスが映えるモデルに仕上がっております。
EM329 : ポルシェ 911 GT1 EVO ルマン24時間 1997
EM329A : No.25 No.25
EM329B : No.26 No.26
※ゼッケンをお選びになる際は、上記のナンバーに対応したものをダイアログからお選びください。ご注意ください。
※アクリルベース、クリアケース付属