GT40 Mk.II Le Mans 24h 1966
『EIDOLON(アイドロン)』の1/43スケール・ハンドメイド・モデルカーとして製作した「GT40 Mk.2 ルマン24h 1966」です。
本モデルは1966年のル・マンに出場し、GT40シリーズで最初に優勝したGT40 Mk.2を忠実に再現したモデルです。
GT40は1960年から開発がスタートしました。基本的なレイアウトはミッドシップ、インディ500で使用されていたOHVのV型8気筒エンジンをデチューンして搭載されることが決まっていました。当初スタイリングはコンセプトカーとして発表されたマスタング1を連想させるデザインでしたが、風洞実験を重ね洗練された形に変更されました。
64年にレースデビューしますが、一度の完走すらできない散々な結果となってしまいました。
65年からはスポーツカーレースで大きな結果をあげていたシェルビーをワークスとして、様々なレースに参戦することになりました。そして65年のルマンには異常なまでのロングノーズと7Lもの大排気量のエンジンを搭載したMk.2Aをデビューさせます。Mk.2Aの2台は1周あたり4秒近く引き離すというハイペースでレースをリードしますが、ギアボックスやガスケットの吹き抜けで65年のルマンも全車リタイアという結果に終わってしまいます。
66年型のマシンにも大きな変更が加えられました。
再び短くなったフロントカウルやリアカウルに冷却用のインテークが多数追加されています。前年のルマンで大きなパフォーマンスを発揮した7Lエンジンは軽量化や耐久性の向上を目指した改良が行われました。
65年のルマン本戦ではシェルビーからは3台のGT40 Mk.2が出走しました。セミワークス、プライベーターも含むと13台ものGT40がエントリーしています。
レースは序盤からGT40がリードしますが、5時間を過ぎたあたりで最初のリタイアが起こってしまいます。その後もリタイアは続き、8時間が過ぎる頃には4台のMk.2がリタイアしていました。しかし、早朝にはライバルのフェラーリもトラブルによりリタイアしてしまい1-6位をGT40が独占する格好になっていました。最終的にはシェルビーチームの2台とホルマン・ムーディの1台がチェッカーを受けますが、「3台同時ゴール」の際に2号車が先にチェッカーを受けてしまうミスを犯しました。悲願のルマン優勝を手にしましたが、その初勝利は苦々しいものとなってしまいました。
モデルは、少ない当時の資料と現存車両の資料を集めることから始めました。
Mk.2はJ.W.オートモーティブのGT40とは全く異なるディティールを持っており、3Dデータを新規で作成しました。
車両ごとに細かく異なるゼッケン灯の位置や、ハリブランドのマグネシウムホイールの再現も見所です。
今回は優勝車であるNo.2と共に、No.1、No.5を発売いたします。
EM301 : GT40 Mk.2 ルマン24h 1966
EM301A : "シェルビーアメリカン" ウィナー No.2 Number : No.2
EM301B : "シェルビーアメリカン" 2位 No.1 Number : No.1
EM301C : "ホルマン・ムーディ" 3位 No.5 Number : No.5
※ゼッケンをお選びになる際は、上記のナンバーに対応したものをダイアログからお選びください。ご注意ください。
※アクリルベース、クリアーカバー付属
EM301A ~ EM301C