本製品は1969年に行われた「ツール・ド・コルス」に出場し、見事優勝を飾った”911R”を再現したモデルになります。
1967年、ヴァイザッハに拠点を置くポルシェワークスはGTクラスのレースに参加する為に911をベースに、ドア、前後フード、バンパーなどをFRPに換装し、ウィンドウの多くをパースペック(アクリル製ウィンドウ)に変更したスペシャルライトウェイトモデルである「911 R」を開発しました。
大幅な軽量化以外にもサスペンション、ブレーキもレース用にチューンされています。搭載されるエンジンは「ポルシェ904GTS」、「ポルシェ906」で実績を上げていた"901/20型"が搭載されました。
1969年にはツールドフランスをはじめとする公道ラリーに出場しました。
ツールドコルスではアルピーヌA110やランチアフルビアクーペなどの好敵手を抑え、優勝を飾りました。
モデルは911Rの持つ特別なディティールを精密に再現しました。
控えめながら前後のフェンダーに追加されたリップ、軽量化の為に材質とシンプルなデザインになった前後のバンパーも新規に製作しました。
ダックテールやルーバーを持たないFRP製エンジンフードも再現。
911R専用の灯火器類も見所の一つです。軽量化を最優先にした結果、純正の前後コンビネーションランプを使用せず、"R"専用の独立型の灯火器を採用。独自のアピアランスを醸し出しています。
ラリーに出場した際にはボンネットにフォグランプを装備しており、リリーの雰囲気を盛り上げます。
VM199 : ポルシェ 911 R “ポルシェシステム" ツールドコルス 1969 ウィナー No.70
※はめ込みアクリルベース、クリアーカバー付属