[EIDOLON COLLECTION 1/43] Lamborghini Aventador SVJ 63 Roadster 2019
車両説明
1963年に創業したランボルギーニにおいて「63」は特別な意味をもっています。
今回の「アヴェンタドール SVJ 63」は900台のうち63台のみに施される特別なカラーコンビネーションです。
ルーフ、エンジンフードにかけてはビジブルカーボン、フロントスポイラー、サイドスカート、リアバンパーにはカラーストライプが追加されています。
モデル解説
ランボルギーニの高性能限定モデルとして発売された「アヴェンタドール SVJ ロードスター」の特別仕様として発売された「アヴェンタドール SVJ 63 ロードスター」を忠実に再現したモデルになります。
このモデルの特徴の一つとしてカラーリングが特徴ですが、今回はこのカラーリングをどのように再現しているかを簡単に解説したいと思います。
現在作っているモデルのほとんどは下記の①~④の流れで作業を行っていますが、
今回のこのモデルは⑤のマットクリアを使用し艶の無い塗装を再現しています。
① サーフェーサー
② ボディカラー
③ デカール
④ ウレタンコート
⑤ マットクリア
キャスティングしたボディに、
①サーフェーサーで下地をつくり、②ボディカラー(このモデルはグレー)を塗ります。
スジボリや段差などに塗装をすると表面張力でその部分だけわずかに盛り上がってしまうので、
それらの箇所はすべて手作業で平らにする作業を施しています。
塗装後は③デカール作業になります。画像はカーボンを再現したデカールです。
ボディカラーを塗り終わったあとに手作業でこのデカールを貼っています。
枚数が多いので、正確に早く貼る技術が必要になります。
今回のカラーリングには特徴的なラインがありますが、カーボンデカールとは別にしています。
ラインとカーボンを一緒にしたものを貼ることは可能ですが、
デカールは薄く柔らかいため、面積の大きいデカールを貼るとラインが歪んでしまい、まっすぐに貼ることが困難になります。
工程は増えますが、ライン部分のデカールを別にすることで歪まずまっすぐに貼ることができます。
カーボンデカール以外にもロゴなどのデカールも貼り④ウレタンコートをします。
ここでもスジボリや段差を平らにする作業をしています。
このままでは艶のあるボディなので、最後に⑤マットクリアで艶を消します。
実物を見るだけではなかなかわかりにくい部分ですが、ボディだけでも多くの時間を要します。
全部マットであればこの工程でいいのですが、
EM516 Lamborghini Aventador SVJ Roadster 2019 (Leirion wheel)
はカーボン部分が艶有りになっています。
この場合は④のウレタンコート後に艶を残したい部分をマスキングして、マットクリアを塗装します。
最後にマスキングを剥がすと画像のようにマットの部分と艶のある部分を分けることができます。
デカールの多い作業はそれだけ時間もかかり、高い技術が必要です。
量産するために工程を減らす工夫など今後もう少し詳しい説明をできればと思います。
※写真はサンプルモデルです。
[EIDOLON COLLECTION 1/43]
Lamborghini Aventador SVJ 63 Roadster 2019
品番 EM517A~EM517E
希望小売価格 47,000円(税込)
発売日 2021年11月上旬発売予定
※大判アクリルベース、アクリルクリアーカバー、カーボン製ネーププレート、エッチング製エンブレム、シリコンクロス付属
EIDOLON、VISION、IDEA、Titan64 製造/販売元
株式会社メイクアップ
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